省エネ・温暖化防止・リサイクルに貢献するグラスウール断熱材
 


ここでは、グラスウールのホルムアルデヒド放散についての疑問にお答えします。


グラスウールを使った場合ホルムアルデヒドの影響はありますか?
グラスウールは、住宅用断熱材として安心な素材です。
グラスウールには、ガラス繊維同志の接着剤(バインダー)として少量の熱硬化性樹脂(フェノール系樹脂)が使用されています。その樹脂原料の中にホルムアルデヒドが使用されていますが、理論上は、原料の化学反応によりこれら全て重合体に取り込まれますので、ホルムアルデヒド単体として発生する事はありません。実際の化学反応の工程において、若干のホルムアルデヒドの残存も予想されますが、極微量であるため吸光光度法で分析しても、測定限界値以下のため検出されませんでした。
実際に住宅を建て、屋内空気質を測定したところホルムアルデヒドは検出されませんでした。
実際に化学薬品を極力使用しない他の建材と共に、グラスウールを断熱材として使用した住宅を建て、屋内空気質を測定したところホルムアルデヒドは検出されませんでした。実験の方法は以下の条件で行いました。下記仕様の(a)1階及び2階の天井懐部、(b)2階間仕切壁の内部、(c)小屋裏、の各空気中のホルムアルデヒド濃度を測定した結果、0.01ppmまで測定可能な検知管でもホルムアルデヒドは検出されませんでした。

●実験に際しては、断熱材にグラスウールを、他の仕様は化学薬品を極力使用しない建材を使用して測定しました。

<基本仕様>
1. 断熱材:住宅用グラスウール10K
2. 壁紙:布クロス(但し防カビ剤、難燃材、撥水剤を含まないもの)
3. 壁紙用接着剤:澱粉糊
4. 壁下地板:低ホルムアルデヒド合板F1(但し防虫剤、防臭剤を含まないもの)
5. 畳:畳表〜薬剤(着色剤、防虫剤、抗菌剤)加工していないもの
    畳裏〜防虫シートを使用しないもの
6. 押入れ:石膏ボードもしくは杉板張り
7. 床下:防腐防蟻処理をしていない土壌及び木材
8. 上記以外の建材についてはホルムアルデヒドの揮散がないことを
  確認済のもの(今回は主に石膏ボード)を使用。

福岡大学建築学科測定

  JS改正に基づき硝子繊維協会にて作成



グラスウール製品の解体・除去作業を行うときの注意点は?
粉じんを飛散させないように作業してください。
解体・除去作業を行う場所からグラスウールを飛散させないために、すき間ができないように作業場をシートで囲うと共に、散水してグラスウールを十分に湿らせ、できるだけ粉じんが発生しないように作業してください。




取り扱い時に、防火上注意すべき点はどんなことでしょうか?
裸火、溶接・溶断の火花、その他の火源を近づけないでください。
グラスウール製品は表面にプラスチックフィルムやアスファルトクラフト紙、アルミはくクラフト紙などの種々の表被材が貼られたり、包んだりされています。これらの表被素材の中には燃えるものもありますので、火源を近づけないようにしてください。また、配線の漏電にもご注意ください。

天井埋込型照明器具(S形以外)の周囲にグラスウール断熱材を施工する場合の注意点は?
照明器具と断熱材との間に所定の距離を設けてください。
必ず(社)日本照明器具工業会の埋込形照明器具の規格(JIL5002)に適合するものを使用してください。M形の場合には火災防止上、器具の上には断熱材を載せず、また、器具の放熱孔を塞がないようにしてください。




グラスウールは配管材料の金属を腐食させることがありますか?
濡れた保温材は金属を腐食させる原因になります。
グラスウール断熱材は通常の乾燥状態では何ら問題ありませんが、冷水配管の保温の場合、施工不良に起因する結露水等による水漏れを生じると、製造時に使用される水道水に含まれる微量の可溶性塩化物が濃縮されたりして配管材料を腐食させたり、時には配管に孔をあけたりすることがありますので、水漏れのないように注意してください。