省エネ・温暖化防止・リサイクルに貢献するグラスウール断熱材
 


 ところで、環境問題ってなんだろう?


「環境家計簿」って聞いたことがあるけれど、何をすればいいの?

 
家庭の消費エネルギーを管理して節約
 

 環境問題への関心が高まり、何らかのかたちで自分も地球環境に負担を掛けない運動に参加したり、貢献したいと思っている人が増えています。
 最も身近で効果的なのが、日々の家庭生活における使用エネルギーの節約です。無駄なエネルギーをカットすることにより、二酸化炭素の排出量を減らすことができます。さらに、出費も減って家計も助かります。
 浪費のことを「湯水のごとく」とたとえます。なぜ“湯”が使われているのか分からないのですが、湯ではもったいない、水でいい、水もタダではない…、深追いすると悩んでしまいます。
 それはともかく、エネルギーの浪費はもってのほかです。キチッと管理して節約し、その効果を具体的にチェックしようというのが「環境家計簿」です。
 環境家計簿とは、家庭での電気、ガス、水道、灯油、ガソリンなどの使用量や支出額を集計して、二酸化炭素排出量に換算して計算できるようにしたものです。
 継続して環境家計簿を付けると、わが家の二酸化炭素排出量が減ったか増えたかがチェックできます。増えた場合は減らす方向で、減った場合はさらに減らす工夫を、というわけです。
 そこで、この環境家計簿はどこで入手できるかというと、最近では多くの地方自治体や公共団体が地球温暖化対策キャンペーンの一環として環境家計簿を配布しています。まず、自分が住んでいる自治体の環境関連部署に問い合わせてみてください。
 また、Web上でもいろいろなかたちで環境家計簿が推進されています。いちど検索してみてはどうでしょう。


わが家にも京都議定書の目標を導入
 

 ここで少しデータをみておきたいと思います。ご承知のとおり、京都議定書が2005年2月が発効されました。日本は1990年時点で排出していた、二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの排出量を2008年〜2012年の間に6%削減することが義務づけられました。
 しかし、1990年以降も排出量が増加しているため、その増加分を加えると14%削減しなければ目標を達成できません。これは相当高いハードルで、心して取り組まなければなりません。
 しかし、このようにいわれても、自分がどのように協力したらよいのだろうか、どこまで貢献できるのだろうか、と考えたときあまりにも漠然としすぎています。
 こんなデータがあります。日本の「家庭からの温室効果ガス排出量(世帯当たり)」(2002年、環境省資料)は二酸化炭素換算で5510Kgです。内訳は暖房14.4%、冷房1.7%、給湯12.5%、厨房3.4%、照明・動力他30.1%、自家用乗用車29.5%、一般廃棄物4.9%、水道3.5%となっています。
 最も割合が高いのが照明・動力で、次いで乗用車、暖房、給湯と続いています。このへんに焦点をあてて消費量を減らしたり、環境家計簿を付ける時のチェック項目にすると、分かりやすいと思います。
 環境家計簿を継続すると、先月に比べて今月、前年に比べて今年、と数値で比較できます。といっても、環境家計簿は消費エネルギーを二酸化炭素に換算してくれるので身近で分かりやすいのですが、あくまでも目安の数値です。
 したがって、上記の数値と比較してどうこうというところまでは、分析できないでしょう。そこで、わが家の二酸化炭素排出量を京都議定書に習って、開始した時点から当面6%削減する目標を立ててはどうでしょう。さらに、増加分を加算した14%削減へと目標を上げていくのです。
 「わが家は京都議定書の目標をクリアした」という達成感が味わえるに違いありません。もちろん家計的にも助かります。(財)省エネルギーセンターの冬の省エネキャンペーンの呼びかけをみると、なかなか興味深い数値が出ています。
 一部紹介すると、標準的な家庭における1カ月(30日)当たりの省エネ効果です。
▼暖房機器の温度はこまめに調整する=金額換算1459円、CO2換算22.8Kg(以下同順)
▼暖房の温度を20度にする=732円、14.0Kg
▼近場には車で行かず、無用なアイドリングはストップ=680円、14.9Kg
▼使わない電器製品はプラグを抜く=316円、4.9Kg
▼給湯温度はなるべく低温に設定=226円、3.4Kg
▼テレビをつけっぱなしにしない=77円、1.2Kg
 “積もり積もれば山となる”継続していくなら相当な金額になるはずです。


自然エネルギー活用は“地球への恩返し”
 

 ここまでレポートを書いてきて、私はだんだん後ろめたい気持ちになってきました。というのは、環境家計簿に以前から個人的にも関心を持っていたのですが、まだ取り組んでいないからです。
 「えらそうなことを書く前に、自分で実践しろ」という声がどこからか聞こえて来るのです。まったくそのとおりです。反省します。
 話は変わりますが、究極の自然エネルギーマニアといえる人の住まいを取材したことがあります。そのご主人は“地球温暖化問題に貢献したい”と決意。建て替えにあたり省エネ性と快適性を追求し、高気密・高断熱仕様を採用しました。
 さらに、可能な限り自然エネルギーを導入するため、太陽光発電、風力発電システムに加えて、地熱利用システムも導入するという熱の入れようです。住まいはほとんど実験住宅といってもいいくらいです。
 これら各システムの償却コストを考えると、一般的には二の足を踏むところですが、ご主人は平然と「マニアですから」というのです。
 もともとエンジニアでメカ関係に強く、毎日各システムから得られた発電量を計測・記録したデータの分析を趣味にしているとのことでした。
 分析したデータをもとにシステムと住まいに改良を加え、自然エネルギーと格闘しています。いえ、格闘ではなく自然と一体になってコミュニケーションしているのかもしれません。
 まったく高尚な趣味です。“地球への恩返し”という一途さを感じないわけにいきませんでした。