省エネ・温暖化防止・リサイクルに貢献するグラスウール断熱材
 


密度が高いほど、厚さを増すほど断熱性能が高くなります。
グラスウールは、リサイクルガラスを主原料に高温で溶解し綿状に繊維化した、細い繊維の集まりです。この細い繊維が絡み合ってグラスウール中に連続空気室をつくっています。連続空気室の中では空気が静止していて動かないので熱が移動しにくく1、このためグラスウールは高い断熱性能を持っているのです。
断熱性能は、熱伝導率λ(ラムダ)※2と熱抵抗値R(アール)※3で表されます。熱伝導率は、物質における“熱の伝わりやすさ”を表す値で、その値が小さいほど熱が伝わりにくい(=断熱性能が良い)材料といえます。熱伝導率は、材料の厚みに関係なくその材質によって決まります。グラスウールのような繊維系断熱材の場合は、密度や繊維径によって決まります。一方、熱抵抗値は、ある厚みの材料の“熱の伝わりにくさ”を表す値です。具体的には「厚み÷熱伝導率」の計算で求められ、その値が大きいほど熱が伝わりにくい(=断熱性能が良い)材料ということになります。従って断熱性能を高めるには断熱材の厚みを厚くする、または熱伝導率の小さな材料を選ぶことになります。

※1 空気は熱を伝えにくい性質を持っています。特に静止している(対流をおこさない)と非常に熱を伝えにくくなります。
※2

熱伝導率λ(ラムダ):材料の両面に1℃の温度差がある時、1m厚の材料の中を1時間当たりどの位の熱量(Wまたはkcal)が通過するかを表している。単位はW/(m・K) または kcal/(m・h・℃)で表される。

※3 熱抵抗値R(アール):単一の物質からなる平板においては、その厚さd(m)及び熱伝導率λ(ラムダ)から R=d/λ によって求められる。単位はm2・K/Wまたは(m2・h・℃)/kcalで表される。



住宅用グラスウール断熱材

種類 相当 密度
(kg/m3
厚さ
(mm)
熱伝導率
W/(m・K)
kcal/(m・h・℃)
(平均温度 25℃)
熱抵抗値
(m2・K)/W
(m2・h・℃)/kcal
グラスウール 10 50 0.050
(0.043)
1.0{1.2}
75 1.5{1.7}
100 2.0{2.3}
16 50 0.045
(0.039)
1.1{1.3}
100 2.2{2.6}
24 50 0.038
(0.033)
1.3{1.5}
100 2.6{3.0}
32 42 0.036
(0.031)
1.2{1.3}
75 2.1{2.4}
高性能
グラスウール
16 100 0.038
(0.033)
2.6{3.0}
24 100 0.036
(0.031)
2.8{3.2}
32 100 0.035
(0.030)
2.8{3.3}
40 100 0.034
(0.029)
2.9{3.4}
48 100 0.033
(0.028)
3.0{3.6}
吹込み用
グラスウール
13 100 0.052
(0.045)
1.9{2.2}
18


グラスウール保温材

種 類 密度
(kg/m3
熱伝導率
W/(m・K)
kcal/(m・h・℃)
(平均温度 70℃)
保温板 24K 24 0.049 {0.042}以下
32K 32 0.046 {0.040}以下
40K 40 0.044 {0.038}以下
48K 48 0.043 {0.037}以下
64K 64 0.042 {0.036}以下
80K 80
96K 96

グラスウール断熱性能関連データ  
密度と熱伝導率
の関係
繊維径と 熱伝導率
の関係
温度と 熱伝導率
の関係
各種保温材の
熱伝導率比較