グラスウールは、リサイクルガラスを主原料に高温で溶解し綿状に繊維化した、細い繊維の集まりです。この細い繊維が絡み合ってグラスウール中に連続空気室をつくっています。連続空気室の中では空気が静止していて動かないので熱が移動しにくく※1、このためグラスウールは高い断熱性能を持っているのです。
断熱性能は、熱伝導率λ(ラムダ)※2と熱抵抗値R(アール)※3で表されます。熱伝導率は、物質における“熱の伝わりやすさ”を表す値で、その値が小さいほど熱が伝わりにくい(=断熱性能が良い)材料といえます。熱伝導率は、材料の厚みに関係なくその材質によって決まります。グラスウールのような繊維系断熱材の場合は、密度や繊維径によって決まります。一方、熱抵抗値は、ある厚みの材料の“熱の伝わりにくさ”を表す値です。具体的には「厚み÷熱伝導率」の計算で求められ、その値が大きいほど熱が伝わりにくい(=断熱性能が良い)材料ということになります。従って断熱性能を高めるには断熱材の厚みを厚くする、または熱伝導率の小さな材料を選ぶことになります。 |