2001.11
IARC(国際がん研究機関)の評価見直し会議にて、
グラスウール断熱材のより高い安全性が認められました。


 10月9日〜16日にフランスリオン で開催されたIARC(国際がん研究機関)の評価見直し会議において、グラスウールを含む人造鉱物繊維がグループ〈2B〉からグループ〈3〉に改正されました。
 IARCは1987年にグラスウールを含む人造鉱物繊維をグループ〈2B〉に分類しましたが、これは動物の肺や体内に、実際にはありえないほどの大量の繊維を直接注入するという方法で行われた実験結果が基になっていました。
 その後に行われた数多くの調査・研究において、人に対する発がん性を示す可能性が認められないことから、この度分類が変更され、グラスウール断熱材の安全性がより高いものであることが裏付けられました。
ガラス繊維の安全性が世界的に認められました!
2001年10月24日付で、IARCは人造人造鉱物繊維の発がん性リスクを再評価し、グラスウール及びガラス長繊維をグループ3(ヒト発がん性に分類し得ない)としました。

IARCってなに?
世界で1番権威ある、物質の発がん性評価機関。
WHO(世界保健機構)内の組織で、International  Agency for Research on Cancer(国際がん研究機関)のこと。

IARCはどんな評価をするの?
次の5つのグループ分けによりそれぞれの物質リスクを評価している。
 
グループ1
(Carcinogenic to humans. ヒト発がん性)
アスベスト、たばこ、アルコール飲料、カドミュームなど87品種
 
グループ2A
(Probably carcinogenic to humans. たぶんヒト発がん性がある)
ホルムアルデヒド、紫外線、ディーゼル排気ガスなど63品種
 
グループ2B
(Possibly carcinogenic to humans. ヒト発がん性の可能性がある)
コーヒー、ピクルス、ウレタン、スチレン、ガソリンなど235品種
 
グループ3
(Unclassifiable as to carcinogenicity to humans. ヒト発がん性に分類し得ない)
グラスウール、ガラス長繊維(glass filaments)、ロックウール、ナイロン6、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタンフォーム、茶など483品種
 
グループ4
(Probably not carcinogenic to humans. たぶんヒト発がん性がない)
カプロラクタム1品種のみ

グループ4は1品種のみであり、ガラス繊維のグループ3の評価は、事実上安全宣言であると言えます。