グラスウールの主成分は無機質のガラスなので熱や薬品に対する耐久性が高く、経年変化がほとんどないため、長期にわたり性能を維持できます。
・築10〜26年を経過した4棟の建物からグラスウールを回収し、その熱抵抗値を測定しました。断熱性能(熱抵抗値)は施工当時の規格値を満足しており、長期間断熱性能が変らないことが分かりました。
・見た目が変化しても断熱性能が変化しない断熱材として認められました。
▶︎ 熱性能測定結果
※1:熱性能(熱抵抗の値)の単位は、従来単位換算値を掲載した。測定:JIS A1412-2保護熱板式熱流計法(HFM)平均温度25℃
※2:財)建材試験センター測定
上記測定の詳細は、硝子繊維協会「検証壁の中のグラスウール」をご参照ください。
硝子繊維協会では北方建築総合研究所と共同でグラスウールの長期耐久性について研究しました。
研究の結果、高温高湿の状況に長期間曝された場合グラスウールの強度低下が見られましたが、熱伝導率に変化はなく断熱性能が保持されることが明らかになりました。
通常グラスウールの施工では、防湿層を設置しており、グラスウール内部が高湿状態になることはありません。
正しい施工をすることで長期間安心してお使いいただけます。
グラスウールは、シロアリの食害に強い断熱材です。一方発泡プラスチック系断熱材はシロアリの食害を受けやすく、シロアリの食害を受けると断熱材に隙間ができ、断熱性能の低下をまねくばかりか、住宅の耐久性も影響を及ぼす恐れがあります。